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マヌンガル山(Mt.Manunggal) セブ島 バランバン地区

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マヌンガル山(Mt.Manunggal) セブ島 バランバン地区

マヌンガル山とはセブ島中部にある山で、1953年にフィリピン大統領の乗った飛行機が墜落した現場として知られています。場所はセブ市から見て島の反対側(西側)にあるバランバン(Balamban)と呼ばれる地域にあります。標高は1,000mです。

<墜落事故について>
1957年3月17日、当時のフィリピン共和国大統領ラモン マグサイサイの乗った飛行機がセブ島からミンダナオ島へ向かう途中、セブ島中部にあるマヌンガル山に墜落しました。この事故では数名の生存者がおりましたが、残念ながら大統領は亡くなられました。享年49歳でした。墜落原因は今だ明らかになっておらず、さまざまな憶測が飛び交いました。中には「マヌンガル山の強い磁場に引き寄せられて墜落した」と都市伝説の様な噂まで広まったそうです。最近は「親米派だった大統領に抵抗する共産ゲリラによるテロ工作」という話の信憑性が高いですが、憶測の域を脱していません。

墜落事故後、現場には大統領の追悼碑が建てられ、現在は芝生の広場になっています。

<マヌンガル山の不思議>
マヌンガル山の墜落事故はフィリピンの教科書にも出てくる歴史的な出来事で、フィリピン人なら一度は耳にする名前です。しかし、山の場所を知る人はほとんどいません。セブ島で生まれ育ったフィリピン人であっても、どこにマヌンガル山があるのか知る人が少ない謎の山なのです。

マヌンガル山の周辺は起伏が険しい地形で、以前は共産ゲリラが多く潜伏していました。また、この辺りはマリワナや大麻の違法栽培が盛んで、軍や警察による大規模な摘発が度々行われることでも知られています。このような状況から他の地域の人がこの山を訪れることはなく、地元の人のみ知る山だったのです。

今はセブ市からバランバンへ抜けるセントラルハイウェイが開通しており、このハイウェイを通ることで山へのアクセスが容易になりました。最近では記念碑のある広場でキャンプを楽しむ人達もいます。

 

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上から見下ろした広場の様子です。緑に囲まれた自然豊かな場所にあります。

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記念碑が建っている広場

平日に訪れる人はほとんどいません。週末でも2・3組のグループが訪れる程度で、いつもひっそりとしています。

 

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大統領追悼の石碑

石碑の前面にはマグサイサイ大統領についての歴史が現地語で書かれています。

<フィリピン共和国第3代大統領 ラモン マグサイサイ(Ramon Magsaysay)について>
ラモン マグサイサイは大統領就任前は下院国防委員長や国防長官などのポストを歴任してきました。彼の指揮の下で共産主義系の反政府組織を壊滅させています。その後、マグサイサイの反共主義姿勢が国民から高い評価を受け1953年に親米派の大統領として就任しました。大統領就任後は汚職対策や農地改革を推進し、民衆の生活向上を考える政治家として高い人気を得ていました。しかし、国内の反米主義勢力が力を増しはじめ、親米派であるマグサイサイを批判する動きが強くなっていきます。更に米国の意向に反した民族主義を目指す「リサール法」が制定されましうなど大統領を取り巻く状況は楽ではありませんでした。 その一方で、大統領就任後も共産ゲリラの排除に力を注ぎ続けていました。
1957年3月17日、セブ島からミンダナオ島へ飛行機で向かう途中、セブ島のマヌンガル山に墜落し亡くなられました。享年49歳でした。

 

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マヌンガル山への行き方

マヌンガル山を訪れる際、一番困る事は「どこにマヌンガル山への道があるのか?」だと思います。答えはこの写真です。カーブの途中に見える右の方に続く未舗装の道がマヌンガル山へ向かう道です。石碑のある広場まではここから5㎞ほどです。
このコンクリート道路はセブ市とバランバンを結ぶトランスセントラルハイウェイ(通称セントラルハイウェイ)です。以前はこのカーブの外側に案内板が建っていましたが、今は無くなってしまいました。この景色で覚えてください。ヒントは下りのS字カーブが続く最後の左カーブです。

 

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山へ続く道は前半は砂利道と舗装路が交互に現れます。

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山の峰を縫うように道が続きます。雄大な眺めが楽しめます。

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山に近付くほどに道は狭くなり鬱蒼(うっそう)としてきます。「人里離れた山道=ホールドアップ」と悪い予感が頭をよぎります。

距離を置いてずっと後ろについてくる人がいたら要注意です。この場合、注意するのは後ろについてくる人ではなくて前方です。

 

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この看板の裏から石碑のある広場への小道があります。これより先にも車が通れる道は続いていますが、車高の高い4輪駆動車か軽量なオートバイでなければ難しいと思います。

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このサイトマップが建っている場所が道の終点です。ここから小道を50mほど下ると広場に出ます。

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この周辺にはセブであまり見かけない松の木が生えていました。

 

アクセス

トレッキングをご希望の場合。セブ市内にあるアヤラモールから出ている「V(ブィ)ハイヤー」と呼ばれる乗合いバンでバランバンへ向かいます。ドライバーにマヌンガル山と伝えておいてください。ただし、ドライバーがマヌンガル山を知らない場合もあります。しっかりと確認してから乗るようにしてください。ドライバーが場所を知っていれば上の写真にあるカーブのところで下してくれるはずです。ここから山までは徒歩(トレッキング)です。
注意)人里離れた山道を歩くことになります。できるだけ大人数で土地勘のあるフィリピン人と一緒に行動してください。また、帰る時にVハイヤーが捕まるとは限りません。暗くなってしまうと(午後5時以降は)Vハイヤーは捕まらないと思ってください。近くのウエスト35(West35)に宿泊して前日から現地入りし、時間に余裕を持って行かれると良いと思います。

自家用車の場合。セントラルハイウェイをバランバン方面に向かいます。右手にアドベンチャーカフェやWest35(マウンテンリゾート)の看板を通り過ぎたら山道への入口はもうすぐです。
注意)マヌンガル山への山道は一部舗装されていますが山に近づくにつれ未舗装で路面状況も悪くなります。乗用車タイプ(セダン)では難しいと思います。車高の高い4輪駆動車で行かれることをお勧めします。

山道に入ってからは道なりに4kmほど進み、T字路に突き当たったら右に曲がってください。後は一本道です。石碑がある広場への入場は無料です。

この投稿は 2014年12月11日 木曜日 5:56 PM に ハイキング, 旅行, 観光, 観光・遊び・買い物 カテゴリーに公開されました。
投稿者: cebuenglish

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掲載日: 2014-12-11
更新日: 2015-12-05
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