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セブ カセドラル博物館(Cathedral Museum of Cebu)

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セブ カセドラル博物館(Cathedral Museum of Cebu

セブ カセドラル博物館とはセブ市ダウンタウンにあるカセドラル教会の付属博物館です。
カセドラル教会は歴代のフィリピンのカソリック最高顧問(大司教)が在籍する教会で、ビサヤ地区で最も権威があり、セブ地域のカソリック教会を統括しています。博物館になっている建物は、元々、ビショップパレスとして建てられました。ビショップ(Bishop)とは司教(高位の聖職者)のことで、博物館の建物は司教の住む家でした。現在は内部が改装され博物館として利用されています。
展示内容は、歴代の司教についての説明を中心に司教が実際に身に付けたコスチュームや装飾品、儀式で使用した用具などが展示されています。

 

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博物館は2階建です。シンプルな外観で特別な装飾などは無く、博物館の看板も正面入り口の上にある小さな木の板一枚だけです。隣にある白い大きな教会に目が行ってしまうので気付かずに通り過ぎる人も多いと思います。

入場は一階中央の大きなドアから入ります。左側に見える白い看板のある入口は土産物店です。

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正面入り口を入ると奥に受付が見えます。入場料が必要です。外国人(フィリピン人以外)が100ペソ。フィリピン人が50ペソです。受付の後ろの通路を右へ行くと2階展示場に上がる階段があります。

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階段を上がると記念撮影ポイントです。

 規則上、館内は写真撮影禁止になっている様ですが、写真撮影についてガードマンに尋ねたところ「派手にフラッシュを炊いて撮ったり、展示物を一つ一つ細かく撮影したり、ビデオカメラを回したりしなければ多少の写真撮影は規制していない」と言うことでした。はっきりとした線引きは無いようです。博物館のガイドの人も写真撮影については容認している様子でした。

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こちらは司祭服(しさいふく)です。司教が祭儀のときに着用する衣装で司教のみが着服を許されています。

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十字架のネックレスも衣装と共に欠かせないアイテムです。

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ワインを入れるグラスです。儀式中(ミサなど)これらのグラスに注がれるワインはイエス キリストの「血」を意味します。また、ミサ中にいただく白い小さなおせんべいの様な食べ物は聖体と呼ばれ、イエス・キリストが最後の晩餐で弟子たちに食べさせたパン、または、イエスの体(肉体)を表現しています。

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奥に進むと記念撮影ポイントがもうひとつあります。セブの古い街並みの壁紙です。

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現在、大司教の地位を務めているビダル大司教(Cardinal-Archbisop Vidal)についての説明です。幼少期から現在に至るまでの彼の生い立ちが説明されています。彼が大司教に就任したのが1985年のことですから30年近く大司教の地位を務めています。(2014年12月現在)

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大司教の説明以外にもフィリピンカソリックの歴史の説明や石像の展示もしています。こちらは1521年にセブ王が洗礼を受けた当時の説明です。

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博物館の前にある像です。
1521年にフィリピンで初めてキリスト教の洗礼を受けたセブ王の像です。体に描かれた水色の模様は刺青です。

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博物館周辺は多くのジプニーや人が行き交う場所です。しかし、街の人でこれがセブ王の像と知っている人は多くありません(像があることは皆知っています)。この像についてフィリピン人の知り合いに質問してまわってもほとんど知りませんでした。

 

アクセス

タクシーで行かれる場合、ドライバーに「カセドラル教会(Cathedral church)」と伝えてください。博物館は教会の右隣にあります。

開館時間:午前9時~午後5時。

無休

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この投稿は 2015年1月8日 木曜日 11:02 AM に 観光, 観光・遊び・買い物 カテゴリーに公開されました。
投稿者: cebuenglish

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掲載日: 2015-01-08
更新日: 2016-03-25
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