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カラカラ  靴マーケット（Carcar shoe market）　 セブ島 カラカラ市

セブ市から約40km南にある カラカラ市（Carcar city）。この街は「チッチャロン（Chicharon）の特産地」として有名ですがサンダルや靴の生産地としても知られています。「カラカラのサンダルは高品質」と評価が高く、週末には多くの人が訪れます。ミンダナオ島やネグロス島からセブに出稼ぎに来ている人が里帰りの際に立ち寄ってまとめ買いすることが多いそうです。

＜市場の正面＞

このマーケットの名称（運営会社名）は「Carcar United Footwear Manufacturers Association, Inc」と言います。しかし、一般的には「カラカラ シュー(ズ) マーケット」や「カラカラ シュー(ズ) エキスポ」と呼ばれています。カラカラ市内の靴製作会社が集まって共同運営しており、マーケットにはお店が15店舗あります。商品はセブ島の気候に合った「サンダル」が中心です。特に女性用サンダルが多くあります。どのお店も「手作り」に近い方法で製作しているので、お店によっては「オーダーメイド」にも対応してくれます。

＜店内＞

ここで販売されているサンダルは大まかにゴム製と皮製があります。靴も販売しています。靴は女性用が多いですが男性用は少ないです。男性用は冠婚葬祭用の黒い皮靴を取り扱っている程度です。スニーカーはありません。

＜値段表示は無し、と言うことは＞

ここで販売されている商品には基本的に価格の表示は無く、お店の言い値に対して値切り交渉の余地がある雰囲気です。しかし、私が値段を聞いた範囲内ではどれもお手頃な価格設定でした。

上の写真のフラット サンダルはお店の言い値が250ペソ（親指ベルトが付いているサンダル）と200ペソで、日本なら安いビーチサンダル程度の値段（500～600円）です。

＜値段の目安（男性用）＞

靴：350～850ペソ
皮サンダル：150～700ペソ
ゴムサンダル：100～650ペソ

＜値段の目安（女性用）＞

靴：250～750ペソ
皮サンダル：150～900ペソ
ゴムサンダル：100～900ペソ

＜珍しく値段表示＞
値段が表示されている物がありました。売れ残りを処分している感じです。150ペソですから1足400円くらい。（2015年9月現在）

＜オーダーメイド＞
サイズやデザインのオーダーメイドを受け付けるお店もあります。

＜世界最大だった靴＞「靴の名産地」をアピールするため「世界最大の皮靴」を製作してマーケット前に展示してありました。サイズは長さが7.6ｍと幅2.9メートルでギネスにも登録された靴です。

しかし、皮靴を野外で保管していたため10年ほどで朽ち果て撤去されてしまいました。残念ですがもう見ることができません。ギネスの記録も同じ国内のマニラで作られた巨大な靴に塗り替えられています。

写真上：風雨にさらされる巨大靴（2009年）
写真中：展示できる状態ではなくなった巨大靴（2012年）
写真下：撤去されたあと（2015年）

＜履物市場向かいのレストラン＞
マーケットの駐車場向かいにあるフィリピン料理レストラン「Acacia Grill」はカラカラ市にある数少ないレストランの一つです。カラカラ市はセブ島の中では人口の多い町ですが観光資源はあまりなく、観光客が利用できそうな「レストラン」をほとんど見かけません。

ファーストフード店はカラカラ市内にジョリービーが2店舗、マクドナルドとマングイナサルが1店舗づつあります。

アクセス

＜バスで行かれる場合＞
セブ市のサウスバスターミナル（South bus terminal）から50分（40km）ほどです。バス料金はバスの種類にもよりますが50～80ペソです。（2015年9月現在）　バスの添乗員に「カラカラLTOで降ります」と伝えてください。「カラカラ シュー(ズ) マーケット」と伝えると「カラカラ パブリック マーケット」で降ろされる可能性があります。パブリックマーケットまで行ってしまうと3kmほど通り過ぎています。

＜自家用車で行く場合＞道路左側の赤い看板「Citi Hardware」が目印です。履物市場はCiti Hardwareの隣です。


「スーパーメトロ」まで来てしまった場合は通り過ぎています。Uターンして300ｍほど戻ってください。

住所：Valladolid Carcar City, Cebu 6019
営業時間：午前9時～午後6時
定休日：無休