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オスメニア ピーク        セブ島 ダラゲット地区

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オスメニアピーク(Osmenia Peak)  セブ州  ダラゲット地区(Dalaguete

Osmenia Peakはセブ島で一番高い山です。山頂では高原のような爽やかな気候と海岸線を見下ろす眺めが楽しめます。また、この付近の地形も特徴的で、ボホール島の名所「チョコレートヒル」を縮小したような小さな丘が幾千も乱立する風景は見ごたえがあります。

標高は1015メートルとそれほど高くはないですが、セブ島で登山(ハイキング)が楽しめる場所として人気が高まっています。

※セブ島には他にも同じ標高の山がマヌンガル山(Mt.Manunggal辺りにあります。標高はオスメニアピークと同じ1015mと言われてます。しかし、こちらの山を訪れる人はほとんどいません。

<オスメニアピーク(山頂)>DSCN7438-004山頂は少し平らになっています。広くはありませんが一度に20人くらい留まることができます。山頂の海側には平らな部分より少しとび出た岩があり、厳密にはこの岩の上が「セブ島でもっとも高い地点」と言うことになるでしょう。

※山頂には手すりや策などの安全に配慮した設備はありません。山の斜面もかなりの勾配です。ハイキングに適した靴を履き、安全には気を使ってください。

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この辺りはオスメニアピークの他にも似たような小山(でっぱり)がたくさんあります。

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山の斜面に突き出した小山の群れ、なんとも不思議な光景です。

<海岸から見た山の方向>
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逆に海岸(モアルボアルの桟橋)からオスメニアピークを見上げるとこう見えます。山の斜面に乱立する小山の様子がよく分かります。 さて、どれがオスメニアピークでしょーか?

<ヒントはこちら>
3-005矢印の山がオスメニアピーク。下から見上げるので一番高く見える山がオスメニアピークという訳ではありません。

山頂右の岩場がちょっとした崖になっていて皆この崖越しに写真を撮ります。上の写真でも岩場に何人かの人影(白い点)が確認できます。そのうち「オスメニアピークで転落事故」なんてニュースが出そうで心配です。

 

<ハイキングで人気の場所>
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以前はアドベンチャー好きの特殊な人がやって来る場所でしたが、近年はフィリピンの経済発展に伴い一般の人もハイキングを「娯楽」として興味を持つ人が増えてきました。セブ島ではトライアスロンやマラソンなどのイベントも増えています。

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ピクニックやキャンプを楽しむ

ちょっとした軽食を持参して山頂付近でピクニックするのも楽しいでしょう。雄大な眺めの中での食事は格別です。

<ピクニックされる方へ>
山の上は風の強い日が多いです。お皿にのせる料理は避けた方が無難かと思います。サンドイッチやおにぎりなど手に持って食べるものがお勧めです。

<キャンプをされる方へ>
山頂付近は日が暮れると結構気温が下がります(20度以下)。天気も変わりやすいので寒さや雨にも備えてください。

※上の写真は登山道ではありません。

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若草の絨毯(じゅうたん)

山の斜面や周辺は木が生えておらず背の低い草に覆われています。この辺りの平らなところでキャンプテントを設営できます。

セブ島の雨季が始まり若葉が生え揃う頃は特に緑が映え、日が差すと「ハッ」とするような色になることがあります。

※草の上に寝転ぶとチクチクと体がかゆくなります。

 

<登山口>
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写真の小屋の窓口で名前を書いて登山開始です。入山料は無料です。

はじめての人はガイド(道案内)が必要かと思いますが小屋の周りには「案内するよ」と声をかけてくる人が何人かいるので簡単に見つかるでしょう。もし、誰も声をかけてこなかったら、窓口の人に尋ねてみてください。

ガイドの依頼料は「交渉」です。出発前に金額の交渉をしてください。個人的な意見では「100~150ペソ」です。荷物を運んでくれたり、予想以上に楽しませてくれたり、山や植物の説明をしてくれたりした場合は交渉プラス50~100ペソ渡しても良いかなと思います。支払いはガイドが終わってから(後払い)にしてください。

裏技として「子供に50ペソほどでガイドしてもらう」。そこら辺にいる子供も小遣い稼ぎで案内を名乗り出てきます。大人のガイドより安く引き受けてくれるでしょう。ただし、前を歩いて山頂へ導いてくれるだけです。

コストパフォーマンスを追及する人は「他のグループにこっそり付いて行く」という手もあります。この辺りはほとんど木が生えていないので多少離れて付いて行っても見失うことはないでしょう。さらに言えば、最近は多くの人が訪れるので登山道ははっきりと「道」になっています。登山道入り口から道を辿って行けばガイドは必要ない・・・かも。

訂正(2016年7月) : 入山料金が徴収されるようになりました。料金は30ペソ/1人。

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山頂は近い?

「登山口、入山届け、道案内」と大そうな登山に聞こえますが、実は、登山口から山頂までは直線距離で500mくらいです。道なりに進んでも1キロ弱。若い足であれば30分ほどで着きます。山歩きを楽しみに来られた方には「物足りない」かもしれません。 とは言え、外国人(フィリピン人以外)がセブの街からジプニー・ローカルバス・バイクタクシーを乗り継いでこの山奥に来るだけでも十分「アドベンチャラスな旅」です。

もし、ハイキング上級者で「この距離では物足りない!」と言う方。「マンタロンゴン市場からハイキングをスタートする」という手もあります。数年前は写真の様な登山道は無く、マンタロンゴン市場からスタートして野菜畑の脇を通って山頂へ行ってました。この場合、難点はマンタロンゴン市場でガイドが見つかるかどうかです(たくさんお金を出せばすぐ見つかります)。現在も山頂への案内標識などはありません。可能であれば道を知っている知人を同伴して行くのがベストです。

※下山は日のある内(午後5時まで)には登山口もしくは市場まで戻るようにしてください。暗くなるとあれほどたくさんいたバイクタクシーは姿を消します。帰りの足を見つけるのが困難になります。

訂正(2016年7月) : 登山口の小屋が少しのぼった所(左上)にある水色の屋根の建物にかわりました。

<オスメニアピーク最寄の村「マンタロンゴン」>
17ダラゲットの町から山道をどんどん登って行くと突然人でごった返す場所に出ます。マンタロンゴンで一番活気のある「マンタロンゴン市場」です。はじめてここに来ると「今日は祭りの日?」と思わせる人の多さに驚くと思います。建物の中は食品や生活用品を売る小売店が並びます。

<マンタロンゴン野菜市場>
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マンタロンゴンと言えば野菜市場

マンタロンゴンはセブ島で「野菜が収穫できる場所」として知られています。そして村にあるマンタロンゴン野菜市場からは山の気候で育った高原野菜がセブ市のカルボン マーケット(セブ市最大の市場)へ毎日運ばれて行きます。オスメニアピークへの道中、活気あふれる野菜市場を目にするでしょう。

野菜市場は公共市場と同じ場所(隣り向かい)にあります。

 

 

アクセス

<ダラゲット(Dalaguete)の町にあるの交差点「Eskina Mantalongon(マンタロンゴンへの曲り角)」>18
セブ市のサウスバスターミナル(Cebu South Bus terminalからダラゲット行きに乗ります。オスロブ経由バト行き(Bato Via Oslob)やオスロブ経由リロアン行き(Liloan Via Oslob)のバスもダラゲットの町を通ります。セブ市からダラゲットの町までは85キロ、約2時間。ダラゲットへ行くのが始めての方はバスの添乗員が料金を徴収に来た時に「Eskina Mantalongon(エスキナ・マンタロンゴン)」で降ります」と伝えておきましょう。

※サウス バス ターミナルからマンタロンゴンへ直接行くバスはありません

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Eskina Mantalongonでバスを降りたらバイクタクシー(Habal-Habal)に乗り換えます。Eskina Mantalongonの交差点付近は多くのバイクタクシーがいて、ここでバスを降りると「オスメニアピーク?」「マンタロンゴン?」と客引きの声がかかると思います。

もし、誰も声をかけてこなかったら自分で探しましょう。交差点付近に止めたバイクに暇そうに座っていて、頭や顔に日よけの布やタオルをまいていたら高い確率でバイクタクシーです。

バイクタクシーは乗客が2人以上(3人乗り以上)だとマンタロンゴン市場まで12kmで1人50ペソ。登山道入り口までだと1人100ペソ。ただし、外国人(フィリピン人以外)には高めの値段を言って来る場合があります。事前に値段の確認をしてから乗ってください。また、乗客が1人だけだとこの値段では行ってくれないと思います。この場合、150~200ペソで交渉してみてください。


<ダラゲットからバスマンタロンゴン市場へ>
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ダラゲットの町とマンタロンゴン市場の間をバスが走っています。この他にもにも5・6台がこの区間を運行しています。バス料金は30ペソとバイクタクシーより安いですが、乗客がいっぱいにならないと発車しません。

学校が始まる時間帯、または、学校が終わる時間帯に子供満載で走っているのをよく見かけます。

※上の写真はマンタロンゴン公共市場前。

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マンタロンゴン 行きバスの終点

マンタロンゴン行きバスを利用した場合はここが終点です。ここからハイキングをスタート、または、登山口までバイクタクシーです。

市場の前にはたくさんのバイクタクシーがいます。どれも山岳地用にチューニングされていて大量の荷物と人を乗せて山を走る過酷さを物語っています。マンタロンゴン市場から登山口までは約3kmで1人50ペソです。たった3kmに50ペソは明らかに観光地価格ですが、フィリピン人でも外国人でも差別なく50ペソなので素直に払いましょう。

※トライシカル(サイドカータクシー)は登山口へは行ってくれません。理由は「道が悪過ぎる」から。

(2016年2月現在)

この投稿は 2016年4月4日 月曜日 10:27 AM に ハイキング, 広場・公園, 旅行, 観光, 観光・遊び・買い物 カテゴリーに公開されました。
投稿者: cebuenglish

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掲載日: 2016-04-04
更新日: 2016-08-06
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