バリリ セブ島 バリリ地区
バリリ(Barili) セブ島 バリリ地区
バリリは1632年に「バリリ教区」に認定され地方自治区となりました。名前の由来はこの地方に群生する草の名前「Balili」から来ています。
セブ市から国道で南へ向かうとカラカラ市(Carcar city)の環状交差点で国道が東周りと西回りに分かれます。西回りの国道を進むと最初に出てくる西海岸の町がバリリ(Barili)です。
バリリの見所にはセブ島最大級の落差を誇るマンタユパン滝(Mantayupan Falls)や絞りたての牛乳で作るソフトクリームが人気のモラベ ミルク ステーション(Molave Milk Station)があります。また、バリリは稲作が盛んな地域でもあります。バリリの名所「マンタユパン滝」から1年通して安定して水を供給できるのが強みで、同じ水田で年2回の収穫も可能です。また、川の河口はマングローブの森があり良い漁場を育成しています。町から近い漁村からは毎日新鮮な魚介類がバリリ公共市場に運ばれてきます。
バリリの見所
<マンタユパン滝>
バリリで一番の名所と言えばマンタユパン滝(Mantayupan Falls)です。数あるセブの滝の中でも最大級の落差を誇ります。滝つぼとその周辺はリゾートになっていて宿泊施設を備えた「避暑地」として人気です。
<バリリの稲作>
マンタユパン滝は地域にとって重要な水源です。滝つぼの近くの水門から水田に水を供給しています。バリリはセブ島で数少ない稲作の盛んな地域です。
<モラベ ミルクステーション>
モラベ ミルク ステーション(Molave Milk Station)
セブでは珍しい搾りたての「フレッシュ ミルク」が飲めるカフェです。お店に隣接する牧場から牛乳がカフェに提供されていて、この牛乳から作られた「ソフトクリームがおいしい」。と有名になりました。新鮮な牛乳から作られるソフトクリームはクリーミーさが特徴です。
セブ市からだと1時間半ほどのドライブで着きます。休憩がてら立ち寄るのに丁度良い距離だと言えます。場所は山の中にあり高原のような気候で空気もきれいで、気分転換にはうってつけです。
<バリリ教会(Sta. Ana Shrine – BARILI CHURCH)>
一見真新しい教会に見えますが、築100年以上の古い建物です。1700年代から建設が始まったこの教会は献堂したのは1887年。建設には100年以上の歳月を費やしたと云われています。壁や柱に珊瑚石を使った強固な作りで上から見た建物の形が「十字架」になっています。教会正面入り口から一番奥の祭壇までの中央通路が長く、結婚式にはこの通路を使った「長いバージンロード」が好評です。
<バリリ公共墓地>
バリリ公共墓地(Barili Public Cemetery)
中に丘があるユニークな墓地です。丘の頂上には大きな白い十字架があり、丘の斜面は緑の芝(草)に覆われ、無数の白い墓標があり、映画のワンシーンに出てきそうな雰囲気があります。観光場所ではありませんが個人的に気になった場所です。バリリを通り抜ける国道から見えます。
<サヤウビーチ>
サヤウビーチ(Sayaw beach)
バリリ地区唯一の海水浴場です。海に面するバリリですが海水浴に適する砂浜がほとんどありません。バリリに住む人が「海水浴に行ってくる」と言えば高い確率でこのビーチを意味します。
<バリリ 公共市場(Barili public market)>
ショッピングモールが無いバリリではこの公共市場が主な買い物の場所です。金物から衣類・文房具・野菜・肉・魚と生活に必要な物は何でも揃います。敷地内は迷路のように複雑です。
<バリリで一番眺めの良い場所>
山の緑が豊かなバリリですが、印象に残る眺めの場所はここになると思います。湾の右の方にあるマングローブの森もきれいです。国道沿いにあるので移動中にバスの窓からも見ることができます。
<バリリの名物(?)「ビンキ(Bingki)」>
ビンキ(Bingki)とはフィリピンの伝統スイーツです。お米をココナッツミルクで炊いて、こねて、丸めて、バナナの葉に包んで焼いた「ライスケーキ」。セブ島では一般的に知られる食べ物です。バリリが「発祥の地」かどうか定かではないですが、なぜかバリリ山中の「マンタロンゴン公共市場」周辺にビンキを売る露店が密集しています。
ビンキ売りの露店は簡単に見つかります。バリリとカラカラ市を結ぶ国道の「CarcarBarili road」で朝からお昼頃にかけて白い煙が上がる露店があれば、それは「ビンキ売り」です。
※セブ島で「マンタロンゴン市場」と言えば皆オスメニアピーク近くの「マンタロンゴン野菜市場」を思い浮かべますが、バリリのマンタロンゴン市場とは別の市場です。
<ナラの木(Narra tree)>
ナラの木はセブ島各地にありますが特に大きな個体がバリリやカラカラ市の山中に多く見られます。ナラの木は建築材料として優れた性質があり、過去には多くが伐採され絶滅の危機にさらされました。現在は保護林に指定されフィリピンの「国章」となっています。国の許可がないと伐採できません。
セブ市内でもナラの木をよく見かけます。市内だとフィリピン大学のナラ木がかなり大きいです。しかし、バリリの木はもっと大きいです。
<ナラの木の並木トンネル>
セブ島ではナラの木が道路脇に並木として植えらることが多いです。特にセブ市とカラカラ市を結ぶ国道の「セブ サウス ロード」に多いです。カラカラ市の手前では枝が大きく道路の上に生い茂った「並木トンネル」を見ることができます。
※上の写真の場所はバリリではありません。
<「国章」の木となったことで弊害(?)も>
セブ市とカラカラ市を結ぶ国道「セブ サウス ロード」が交通量の増加に伴い拡張工事が進められています。しかし、ナラの木の伐採許可が下りないのか、拡張された道路に木が残ったままです。場所によっては木を避けるためにカーブしています。
アクセス
セブ サウスバスターミナル(Cebu south bus terminal)からバリリ行きバス、または、バリリ経由(via Barili)のバスに乗ります。バリリのバスターミナルまでは約2時間です。
<バリリ バスターミナル>
セブ市を出発したバスは2時間ほどでこのバリリ に着きます。しかし、バリリが終点のバス以外はこのターミナルには入りません。バリリを通過するバスのほとんどは前の道で乗客を昇降してすぐに走り去ります。
ターミナルの建物にはミニマーケット(コンビニ)やパン屋・トイレがあります。
投稿者: cebuenglish
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更新日: 2016-07-16
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